関数電卓の正しい使い方や技能を測る計算技術検定が工業科全学年を対象に行われました。
3級は1年の上期に全員受験し、その結果に応じて2級などの上位級や3級の再受験に挑戦することができます。
特に1級はベクトルや体積の積分など高い数学力が必要とされるため、工業と数学の先生で分担して講習を行いました。
計算技術検定1級合格者が出たのは大森学園の長い歴史の中でも初めての快挙です。合格者の中には、初めは数学が苦手だった生徒も多くいました。それでも関数電卓の機能を上手く活用し、1級の難しい計算問題に立ち向かいました。検定のテキストがボロボロになるぐらい毎日問題をやりこんで掴んだ結果です。ジュニアマイスター対象資格となっており、なんと20点も取得できます。
また、3級に合格した多くの1年生が2級に挑戦しました。2級は全3科目で、科目合格制度があるため、3科目全て受からなかった場合でも次回以降の検定で有利になります。合格者を除いた15名のうち、13名が何かしらの科目合格となり、次回以降に繋がる結果になったと思います。また、過去に2回不合格になるも、諦めず最後のチャンスで合格した3年生もいました。その生徒は3級に一度落ちてしまうなど、あまり計算が得意な生徒ではありませんでしたが、気持ちで勝ち取りました。
R3年度 上期
1級 11名中5名合格(45.5%) 科目合格者 6名
2級 7名中3名合格(42.9%) 科目合格者 4名
3級 62名中49名合格(79%)
R3年度 下期
1級 8名中2名合格(25%) 科目合格者 3名
2級 24名中9名合格(37.5%)科目合格者13名
3級 12名中7名合格(58.3%)