WORLD GREEN CHALLENGE 2019
令和元年8月7日より秋田県大潟村にあるソーラースポーツラインにて25時間耐久のソーラーカーラリーが始まった。
25時間を3日間(8+9+8=25時間)に分けて行われ、走行距離(周回数とオーバータイム(以下O.T.)の少なさ)で競うこのレースは、車体の信頼性を試される。
本校自動車部が参加するのは、アドベンチャークラスと呼ばれる旧規格のソーラーカーが争うクラスで、まさにソーラーパネルをメインで走るクラスで電池の容量は少ない。
*上位クラスはソーラーパネルの面積が少なく、バッテリーの容量が大きい
また、本校のマシンは製作から10年が経過し、ソーラーパネルからのエネルギーが近年製作されたマシンに比べ6~7割程度と不利な部分がある。
1日目は、天候に恵まれ各チーム共に快調に走り出した
本校のソーラーカーは大きなトラブルもなく予定通りの周回をこなし10周(250km)を走行し、バッテリーに少し余裕をもって1日目を終了した。ライバルチームとの周回数の差も少なく翌日以降の戦いに備えることにした。
アドベンチャークラス 1日目 8時間 天候:晴
1位 東海大学熊本 Tokai Nextage 13周 O.T.83
2位 大阪工業大学 Cielo 10周 O.T.69
3位 大森学園高校 Sunrise 10周 O.T.120
4位 青山学院大学 AGU 9周 O.T.130
2日目は、ライバルチームがスタートラインに立てないというアクシデントからレースが始まった。ここで本校のソーラーカーが走行距離を稼ぎ、クラス2位に浮上。しかし、電子機器のトラブルでメーター類が使えなくトラブルが発生、最終日に向けトラブルを応急処置し最終調整を行った。
アドベンチャークラス 2日目 9時間 天候:晴
1位 東海大学熊本 Tokai Nextage 15周 O.T.170 合計28周
2位 大森学園高校 Sunrise 11周 O.T.65 合計20周
3位 大阪工業大学 Cielo 9周 O.T.9 合計18周
4位 青山学院大学 AGU 10周 O.T.111 合計18周
最終日、台風の影響もありコース内に巨大な水たまりが発生、走行に危険がある為、1時間中断後に再スタートとなった。序盤、3位の大阪工業大学が先し、最終45分大森学園が最終周回に入る、その後を大阪工業大学が通過し、追いつかれてしまうと負けてしまう。このピンチを乗り切り、チェッカーフラッグを先に受けたのは大森学園SUNRISE、2位を守ることが出来、過去最高の順位で終えることが出来た。
アドベンチャークラス 3日目 台風の影響により7時間 天候:晴/曇/雨
1位 東海大学熊本 Tokai Nextage 12周 O.T.6 合計39周
2位 大森学園高校 Sunrise 9周 O.T.8 合計28周
3位 大阪工業大学 Cielo 10周 O.T.139 合計28周
4位 青山学院大学 AGU 9周 O.T. 53 合計26周
アドベンチャークラス2位、総合でも4位に入ることが出来た。
9月28・29日にはエコマイレッジ全国大会(エコラン)、11月23日にはEne-1GPもてぎとレースが続きます。引き続き最高の結果を得られるように頑張って参りますので、応援よろしくお願いします。